省エネ・快適ライフのススメ

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断熱の目的は?

断熱の目的は自然室温の維持です。
※自然室温:日射取得熱や内部発熱のみによる、暖冷房設備を使わない時の室温。

<出典>自立循環型住宅の設計ガイドライン

上のグラフは断熱レベルに応じた自然室温の変化を表したものです。
断熱レベルを上げることで、より高い室温を維持する事が出来ます。また、自然室温の変化には断熱以外にも、以下要因があり、これらを合わせて断熱計画することが必要です。

  • 日射取得熱
  • 換気
  • 漏気(隙間から漏れる空気)
  • 内部発熱(家電機器・人体など)

上図のように、昭和55年基準と平成11年基準では約4℃の差があります。
最近の研究では気温差4℃で通常血圧群者で1.4㎜Hg・高血圧群者で6.8㎜Hg血圧低下の臨床実測報告の発表もあります。

断熱の目的と効果について 詳細はこちら

■断熱の効果が低いと「体感温度」が下がります。

体感温度は室内温度と表面温度の平均値です。
室温は低くないのだが、何となく寒く感じるのは、断熱レベルが低く、表面温度が外気温にひっぱられて低下している事が要因です。
特に床面は足が接しますので、表面温度が直接伝わり、断熱効果が顕著に出ます。
平成11年以前の建物では床の断熱が無い場合が多いので、リフォームでは顕著な改善効果が期待できます。

<出典>自立循環型住宅の設計ガイドライン

詳しくは「高断熱住宅の基礎知識」を参照ください。

このコンテンツは2009年4月の改正省エネ法施行にあわせて、パナソニック電工(現パナソニック エコソリューションズ社)のサイトに公開されたものです。

2015年4月に改正省エネルギー基準が施行され、数値等の取り方が変わりましたが、考え方の基本に、変更はありません。
「高断熱住宅の基礎知識」には「断熱」がもう少し詳しく説明してあります。

■高断熱・高気密で得られる快適ライフ

高断熱・高気密住宅にすれば、『家中、いつでも、どこでも、快適』になります。

昼と夜の温度変化が少なく、一年を通して快適です。

断熱性・気密性を高めれば、外気の影響を受けにくくなるため、夜に暖めた室内の空気がそれほど冷えることなく、暖かな朝を迎えることができるようになります。一方、夏の冷房効果も長続きするので寝苦しい夜からも解放されます。
家全体がまるで魔法瓶のような状態になるので、一日中、一年を通して温度の変化が少なく、夏は涼しく冬は暖かく感じられるようになります。

家中の温度差が少なく、例えばトイレやお風呂、キッチンもあたたかです。

冷暖房の効いた部屋から出るのは、つい億劫になりますね。また窓際や壁際がヒンヤリするのも嫌なものです。
こうした不快感も高断熱・高気密住宅にすることで、ずいぶんと和らぎます。
不安定な室内環境、例えば急激な温度変化があると、この温度差が身体へのストレスとなり、脳卒中や心臓発作を引き起こす原因にもなります。こうした身体への負担が少なくなると、ストレスから解放されて活動的になり、快適に過ごすことができるのです。つまり、安定した室内環境は、お子さまからお年寄りまで、私たち家族の健康になくてはならないものと言えるでしょう。

お部屋の天井と床との温度差も少なく、足元もあたたかです。

断熱性能が低い住宅で暖房すると、壁面で冷やされた空気が下に降りてきて床面にたまるため、お部屋の上下で温度差が出来てしまいます。しかも、暖房すればするほど暖められた空気が上昇するので、温度差はむしろ広がってしまうのです。顔は暑さでほてるのに足元は冷えてしまって身体が萎縮するといった経験はありませんか?
高断熱・高気密住宅にすることで、こうした不快な現象を解消することができるようになります。
住まいは心身共にリラックスするための場所であるべきだと、私たちは考えます。

省エネルギーで省マネー!高断熱・高気密住宅は節約上手です。

断熱性と気密性を高めるということは、暖めた空気や冷やした空気が屋外に逃げず、室内温度のロスが少ない住環境を作り出すことにつながります。冷暖房の効果がよくないと、光熱費がかさみ家計への負担も大きくなります。
わずかなエネルギーで家中を快適温度にすることができれば、エネルギー消費が減り、21世紀の世界的課題である「地球温暖化の防止」にも貢献することができるのです。

これまでの省エネ住宅と違って、大きな窓や開放的な間取りが可能になります。

従来の省エネ住宅というと、窓が小さいなど、どこか閉鎖的な印象がありましたが、断熱・気密がしっかりできていれば、大きな窓を設けても全く問題ありません。さらに次世代省エネ基準の家では、間仕切りなしのリビングダイニングや吹き抜けといった、広々とした開放的な間取りを採用しても、暑さ寒さを感じない快適な住まいになります。

住む人にだけでなく、家にも優しいすまい設計が実現できます。

冬になると、窓がぐっしょり濡れているなんてことはありませんか?いわゆる「結露」というものですが、この結露は私たちの目には見えない住居の壁の内側でも引き起こされているのです。室内に発生する外との温度差により結露が起こりやすくなり、また同時にカビやダニの発生しやすい環境をも生み出すのです。
カビやダニは小児ぜんそくやアレルギー疾患を引き起こすばかりでなく、柱や土台の腐食といった悪影響を及ぼします。
つまり、そこに暮らす家族ばかりか、大切な家そのものの健康を阻害する要因にもなるのです。
高断熱・高気密住宅では結露はもちろん、カビやダニの発生をも防ぐことができるので、クリーンにして長寿命な住宅環境を保つことができるようになります。

「断熱」の目的は「自然室温の維持」ですが
その効果は絶大なものがあります。
近畿大学の岩前教授など多数の学識者が
健康や血圧に関して数多くの発表がされています。
数年前から
スマートウェルネス」と称して
断熱(建築)とICTの組み合わせで
最新の研究テーマとして
国家レベルで取り組みが始まっています。